サラダボウル

３匹の子ブタ　殺人？　正当防衛？
長野の中学生　童話で“裁判”
煮えたぎる鍋でオオカミを死なせた子ブタの行為は「殺人」か、それとも正当防衛か－。長野県上田市の上田第２中で、童話「三匹の子ブタ」を題材にした社会科の授業が行われた。
裁判員制度導入が決まり、生徒に裁判を身近に感じてもらうための実践で、１０日から大分県で開かれる日教組の全国教育研究集会で報告される。
授業は、茨城県弁護士会が作成した教材をもとに昨年９月に実施。
中３の社会科で「裁判と私たち」と題し、長野地裁の裁判官も参加した。

生徒は裁判制度について学んだ後、刑法に照らして子ブタの行為を議論。
「子ブタが湯を沸かした鍋はあまりに大きく不自然。計画的な犯行だ」
と殺人罪を主張する生徒がいれば、“無罪派”は
「オオカミは子ブタを食べようとしており正当防衛が成り立つ」と反論。
別の生徒からは「煮えたぎる湯の中でオオカミが出られないようにふたを
したのは防衛の程度を超える」と、過剰防衛を主張する意見も出た。

議論の結果、クラスの総意として「殺人罪」の結論を導き出した。

痛いニュースhttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/913243.html

「話し合う中で自分の考えが揺れた」「互いに根拠を示して議論する経験ができた」と、
生徒の評判も上々だったという。
担当の栗林幸治教諭は「相手の話を聞いて柔軟に考えを変えることも必要だが、
自分の考えに根拠を持って簡単に迎合しない姿勢を身に付けることも重要だ」
と授業の狙いを説明する。

多くの生徒が下した量刑は「懲役３年から５年」。
裁判官に「実際なら１０年から１５年のケース」と聞かされると、驚く声が上がったという。
【三匹の子ブタ】　
民間伝承として語り継がれる童話。３匹の子ブタがそれぞれわらの家、木の家、れんがの家を建てた。
わらと木の家はオオカミに吹き飛ばされ、子ブタは食べられてしまう。れんがの家は吹き飛ばされずにすむ。
あきらめきれないオオカミは煙突から忍び込もうとするが、子ブタの用意した熱湯の入った鍋に落ち、
死んでしまう。
結末でオオカミが逃げていくなど複数のストーリーがある。

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面白い議題だとは思いますね。しかし「殺人罪」は無いでしょう。だってオオカミですし。
私は「ブタたちは1匹も食べられていない」という記憶があったのですが(家が壊されると他のブタの家に逃げていく話)、記事を見ると食べてしまったようですね。
そうなるとあのオオカミが殺ブタあるいは食ブタ目的で襲ってきていることは明白なので「正当防衛」「過剰防衛」のどちらかであると思います。
問題はそのどちらか、ということですが…実際に裁判官が結論だしてくれたほうが早いですね。
でも、一応私なり考えを。
この文書では証拠が不十分。オオカミには扶養家族は居たのか、オオカミの生活状況はいかなるものだったのかが分からない。
しかし扶養家族が居ても、生活の水準がかなり悪くても2匹の殺豚を行なったことは情状酌量の余地はあるものの決して許されるべき行為ではない。
2匹の兄弟を喰われ、1匹取り残された上に襲われそうになったため、熱湯にオオカミを落とし、結果的に死に至らしめたブタ③に関しても詳しい資料が無い。精神鑑定の結果が欲しいところである。
しかし、状況から察するにブタ③は錯乱状態にあっただろうと思われ、最善の策を練るに十分な精神状態であったとは考えにくく、事後PTSDになる可能性も十分考えられ、今回結果的に死に至らしめてしまったことに関しては情状酌量の余地は十分にある。

というわけで、オオカミに扶養家族が居た場合には多少の罰金刑くらいの軽い刑、居なかった場合には無罪という感じでしょうか。
確かにフタを閉めずに逃げればよかったんですけどねぇ。
あと「痛いニュース」に「煙突から煙が出てたのだろうから元々自業自得では？」というような発言がありました。
確かにそうですよね。煙突に入ってからお湯を沸かしてたのでは死に至るほどの熱湯にはなりえない。結果的に火がくべられていると知っていて尚も入った。つまりブタ③は無罪です。めでたしめでたし。