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SONYセカンドライフに対抗「Home」 でも…

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは8日、新型ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の利用者が、ネット上の仮想空間で、他の利用者と交流で きるサービスを今秋から始めると発表した。PS3の高い画像処理能力とオンライン機能をいかし、利用者増加につなげる狙い。

 サービス名は「ホーム」。PS3の専用ネットサービスを通じ、無料で参加できる。参加者は自ら顔や格好をデザインした分身を通じて、立体的なネット空間 内で他の利用者と会話を交わすことができる。言語は日、英、仏、独など6カ国語に対応予定。分身用の服や家具の販売、広告ビジネスなども視野に入れている という。

 4月から対象者を限定して試験版を使ってもらい、正式開始の際の参考にする。ネット上の仮想空間サービスでは、米リンデンラボ社が運営する「セカンドライフ」が、すでに世界で約440万人の会員を集めている。

http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200703080284.html




なんかすごいですねぇ。映像もきれいで、動きもスムーズで。
しかしながらどうなんでしょうね。これは先進的なネットワークの使い方なんでしょうかね。
まぁ確かに技術的にはとても先進的だなぁとは思いますよ。しかしこれではコミュニケーションの退化に繋がりかねないきがするんですよね。
私も以前「Ragnarock Online」というMMOをやっていたことがあるのですがあれも「危ないな」と思いました。しかしこの「セカンドライフ」「Home」はもっと危険です。
MMOは根幹に「ゲーム」があります。私はそのゲームに飽きてMMOをやめてしまったわけですが、非現実空間のコミュニケーション脱却までに時間がかかりました。

MMOや「セカンドライフ」をやったことの無い人はChatを思い浮かべてください。
チャットはリアルタイムで応答しあいます。それは日常の会話と同じような錯覚に陥らせます。
セカンドライフなどの空間ではそれにモーションなどが加わりもっと陥りやすくなります。

何が錯覚なのか。会話ではないのか。
人の普段の会話というのはその人の声や表情、内容によっては今までに受けたその人の印象や性格などが加味され「会話」が成り立っています。
しかし「セカンドライフ」のような空間では「表情」や「実際のその人」が分からないとても不安定な会話をすることになります。それでは実際(現実)のコミュニケーション能力の低下に繋がるのではないか、と危惧しているのです。

ゲームのような空間では「本当に悪い人」はBANされ、排除されていきます。
性根悪い人でも「文字の会話上」いい人を演じることが出来ます。
顔文字やモーションによって「面白いこと」が「とても面白いこと」のように表現できます。

ハマル人はこういう空間から出難くなります。


あぁそういえば攻殻にもありましたねぇ…仮想空間での討論会…。
時代はこういうものを必要としているのでしょうか…。

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